名水百選 御手洗池
(ミタラシイケ)
石川県七尾市三引町
赤倉神社の境内の中に、「お池さん」と呼ばれる御手洗池はあります。
聖武天皇の東宮(皇太子)が眼病治療に使ったと言われる霊水で、戦後時代の武将が戦いに敗れ、愛馬とともに湖の池に入水した底なし池とも呼ばれ、元旦の未明に赤い蔵が浮かび上がったことから「赤倉」の地名が生まれたと言われているそうです。
湧き出た水は、みなくちと呼ばれる地点で三本の水路となり、更に分岐してこの地帯一帯の飲用水とかんがい用水として使われてきました。今のなお、この地帯の水田を潤す水として大切にされています。